バイオクリニックから発信者情報開示請求を受けました
バイオプレート治療を行うバイオクリニックからバイオプレート治療が詐欺的かどうかを検証した記事に対する異議申立てなどが行われたので、その件についてこの記事で書いていきます。
◆バイオクリニックからの送信防止措置と発信者情報開示請求について
バイオプレートの料金や詐欺的かどうかについて書いた記事に関して、バイオクリニックから発信者情報開示請求を受けました。詐欺的な業者やサービスに関しては、様々なブログで何度も検証記事を書いてきたので、発信者情報開示請求には慣れています。バイオプレートの治療は実際には受けていません。売り込みのための相談イベントに参加して、とても買う気が起きないような実態を見たことと、多くの人の意見を調べた結果バイオプレートの料金は異常に高くて試す価値もないと判断しました。発信者情報開示請求を受けた記事は、実際に売り込みイベント(無料相談会)に参加した経験と他人の意見を調査した結果に基づいて書かれているので、発信者情報開示請求は断ります。基本的な手続きとしては書類の発送料がかかるのですが、過去何度かの経験では管理画面でも受け付けてくれたので試してみます。詐欺的なサービスや本物の詐欺情報を批判しているとときどき発信者情報開示請求が送られてきます。書類の中には、損害賠償請求の可能性も書かれているので、不安に感じる方も多いと思いますが、記事の内容に問題がなければ損害賠償請求は通りませんし、詐欺的なサービスの提供者や詐欺師もそのことは知っているので、訴訟すら起こしません。「事実無根の内容で、営業機会及び売上を逸失している」というような内容の批判なのですが、事実無根のデマを書いていない限り、このタイプの信用毀損の訴えは無効になります。バイオクリニックが誇大広告をして法外な治療費で詐欺的な治療行為を行なっている可能性について言及している十分な根拠があるので、記事の内容には自信を持っています。実際に体験していないことを踏まえて、断定的なことを言っていないことは、バイオクリニックに配慮しすぎている、と思うくらいです。また、今回の件をきっかけに再調査をしたうえで根拠としている批判的な情報が間違っていた場合はバイオプレート治療やバイオクリニック側が正しいということも個別に記載したので、さらに記事に客観性が出たと思います。
◆発信者情報開示請求に対する対応例
平成25年2月8日付で頂いた発信者情報開示請求についてですが、返信用の封筒が見当たらないので、ここで侵害情報の通知書兼送信防止措置に関する照会書に対する
回答を行います。
住所:個人情報は消しておきます。
名前:開示請求を受けても特に困らないのですが、ここに掲載したら送信防止措置を講じることに同意しない意味がわからなくなるので。
連絡先:
代理人連絡先:
*電話での問い合わせは代理人連絡先にお願いします。
送信防止措置を講じることに同意しません。是非送信した内容を保存して回答の証拠としてご活用ください。
理由
明確な根拠に基づいて推測した個人の意見であり、あくまで個人の意見であることを明確にした内容ですので、信用毀損には当たらないと考えます。もともと問題ない上に、今になっては記事の内容自体にはこだわりがないため、申立者に配慮した最新の内容に大幅に加筆修正しましたので、もう問題にならないと思います。
◆バイオプレートやバイオクリニックの情報をさらに調査
匿名の書き込みで、バイオクリニックのバイオプレート治療を批判する書き込みが2011年から2012年にかけても何件か行われていることを確認しました。私が初めて、無料説明会に関して通常5千円という記述も、もし普段から無料だとすれば、景品表示法違反に当たります。私が定期的にウェブサイトの内容をチェックして内容を保存したものを確認してみると、通常5千円で開催されている説明会は見当たりません。インターネット上でのみ無料説明会を行なっていると考えれば問題ありませんが、日本社会における景品表示法違反の実態について調べた後だとあまり良い印象は受けません(バイオクリニックが景品表示法をしっかり守る少数派である可能性も否定はできません)。この景品表示法違反に関しては、通常価格より特別価格で販売している数のほうが圧倒的に多いと考えられるサービスは大量に見当たるので、社会的に黙認されているもので、私が気にしすぎているだけかもしれません。現在はそれほど興味が無いのですが、検索順位などを考えるともっと真剣に取材して情報を提供しなくてはいけないのかもしれません。匿名の書き込みなので本気なのかどうかはわかりませんが、訴訟をおこすことを検討している方々もいらっしゃるようですので、連絡をとってみんなで集団訴訟を行えるように支援していることも必要かもしれません。ただ、私はほとんど被害を受けていないので、そこまでする必要があるのかどうか。バイオクリニックから信用毀損や名誉毀損などで訴えられるなどの、何らかのきっかけがあれば、そういった大きな消費者活動もしてみたいと思います!もし、信用毀損や名誉毀損で訴えられた場合には、集団訴訟を行って本当のバイオプレート治療やバイオクリニックの姿を社会一般に広く伝えられるように努力すべきなのかもしれません。詐欺的かどうか(誇大広告はどこまで許されるか)というのは社会的に重要なテーマですからね。大変そうですが、一度は本気で裁判をやってみたいですね。一時は弁護士を目指していて、東大在学時には東大法学部に進学したクラスメートともたくさん接して弁護士にも魅力を感じてきたくらいですからね。弁護士ドラマにも憧れます。本当に価値のあるブログを作るためには、裁判準備くらい徹底的な情報収集が必要なのでしょう。なかなかそこまで頑張る気にはなれないものですが、今回はチャンスが訪れるかもしれません。